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2025.04.10
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収納上手な家が叶う パントリーのある暮らし

パントリーは、家事効率を上げる便利な収納空間です。食品や日用品のストックだけでなく、掃除道具や防災品も収められます。

しかし、パントリーの作り方次第では生活動線が長くなってしまったり、家事効率が落ちてしまったりする可能性もあるため、注意が必要です。

そこで今回は、パントリーの基本的な種類からメリット・デメリット、作る時の注意点までを解説していきます。

効率的なキッチン動線と十分な収納スペースを確保したい方は、ぜひ参考にしてください。

パントリーとは

パントリーは食品や調理器具、日用品などをまとめて収納できる専用スペースで、キッチンのすぐ近くに設置されることが多い便利な場所です。必要な物がすぐに取り出せる家庭内の「食品庫」として活用できます。

収納力を高めるための工夫が多数施されており、棚の高さを調節したり引き出しを設けたりすることで、限られたスペースを最大限に活用可能です。

在庫管理も簡単になり「調味料が切れていた」といった買い忘れも防げるため、共働きの家庭でも効率的な家事が可能になります。

パントリーの種類

パントリーには、暮らし方や住まいの広さに合わせて選べる3つの基本タイプがあります。それぞれに特徴がありますので、ライフスタイルに合わせて最適なものを選びましょう。

ウォークインタイプ

ウォークインタイプは、収納力抜群の理想的なパントリーです。人が中に入って作業できる広さを確保しているため、大容量の収納が可能です。

棚の位置や高さや引き出しの数など、自由にカスタマイズできるため、家族構成や生活スタイルに合わせた使いやすい収納空間を作れます。

食品のストックや調理器具はもちろん、掃除用具やパーティーグッズなど、普段使わないものもすっきりと整理できます。

広いスペースが必要となりますが、まとめ買いが多い家庭や収納にこだわりたい方には、最もおすすめのタイプといえるでしょう。

ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプは、家事動線を考えた賢い選択のパントリーです。キッチンとほかの部屋をつなぐ通路として活用できるため、無駄な移動を減らせます。

両側の壁面を収納スペースとして活用できるため、限られた面積でも十分な収納力を確保できる点も魅力です。また、通り抜けができる構造のため風通しも良く、食品や調味料を適切な環境で保管できます。

リビングやダイニングへの動線上に設置すれば、買い物帰りの食品の収納や食事の準備など、日常的な家事がスムーズになります。

壁かけタイプ

壁かけタイプは、限られたスペースでも設置できるスマートなパントリーです。キッチンの壁面を有効活用するため、マンションやコンパクトな住まいでも導入が可能です。

扉付きの収納棚を設置すれば、生活感を隠しながら必要な物をすぐに取り出せる便利さを実現できます。

見せる収納として、おしゃれなデザインの棚や扉を選べば、キッチン空間のアクセントとしても活用できます。

キッチンの横や背面など、少しのスペースがあれば設置できる壁かけタイプは、家事を効率的にこなしたい方へおすすめです。

パントリーのメリット

キッチンの収納に悩む方にとって、パントリーは理想的な解決策となります。

ここでは、パントリーのメリットについて、実用的な視点から詳しく解説していきます。

キッチンがスッキリする

パントリーがあれば、普段使わない調理器具や食材のストックをまとめて収納できるため、キッチンカウンターや作業スペースが片付きます。

毎日の料理や片付けがストレスなく行えるようになり、家事の効率も格段に上がるでしょう。

例えば、カセットコンロやホットプレートなどの使用頻度の低い調理家電をパントリーに収納すれば、キッチンカウンターに余裕が生まれます。

見た目の美しさだけでなく、作業効率も大幅に向上するため、忙しい朝の支度や夕食の準備もスムーズに進められます。

食品・日用品をストックできる

パントリーを設置すれば、食品や日用品のストック管理が楽になります。

一箇所にまとめて収納することで、家にある食材や日用品の在庫が一目で把握でき、買い物リストも簡単に作成可能です。

特にセール時の買い置きや防災用の備蓄品の管理に重宝し、賢い家計管理にもつながります。

また、収納場所が決まっているため、家族全員が在庫の場所を把握でき「あれどこにしまったっけ?」という無駄な探し物時間も削減できます。

パントリーのデメリット

パントリーは収納力抜群の便利なスペースですが、設置を検討する際には注意が必要です。

デメリットについて、実例を交えながら詳しく解説していきますので、パントリーの計画にお役立てください。

面積の確保が必要

パントリーの設置には、最低でも0.5〜2畳程度の専用スペースが必要です。

特にウォークインタイプのパントリーでは、収納棚の間に人が入って作業できる通路幅を確保する必要があるため、より広いスペースが求められます。

通常の戸建て住宅では、このスペースを確保するために子供部屋や寝室のサイズを少し小さくするなど、他の部屋との兼ね合いを考えた工夫が必要になります。

ただし、パントリーのサイズは家族構成や収納したいものによって変わってきますので、必要な面積は一概には言えません。

例えば、食品のストック収納だけであれば0.5畳程度でも十分な場合もあるほか、掃除用具や調理器具まで収納したい場合は3畳以上必要になることもあります。

動線が長くなることがある

パントリーを設置することで、キッチンでの作業効率が下がってしまうケースもあります。

特にキッチンとパントリーの距離が離れすぎていると、食材や調理器具の出し入れに時間がかかり、料理の効率が悪くなってしまいます。

理想的なのは、キッチンからパントリーまでの距離を2〜3歩程度に抑えることです。

パントリーの出入口の位置も重要で、調理中によく使う場所からスムーズにアクセスできるよう計画することがポイントです。

パントリーは、実際の生活動線を考慮して設置しましょう。

パントリーを作るときの注意点

快適な収納空間であるパントリーは、作り方次第で家事の効率を大きく左右します。ここでは、失敗しないパントリー作りのために3つの重要ポイントをお伝えします。

収納したいものを事前に考える

パントリーの設計前に収納物のリストアップは必須です。事前に収納物を決めておくことで、必要な棚板の高さや引き出しの深さを具体的に計画できます。

例えば、背の高い調味料や重い飲料を収納する場合は耐荷重性の高い棚板を選び、取り出しやすい高さに設置する必要があります。

収納物をリストアップする際は、以下の3つのカテゴリーに分けて整理すると効率的です。

・日常的に使用する食材(調味料、乾物など)
・ストック品(缶詰、飲料など)
・調理器具や家電製品

このように分類すれば、使用頻度に応じた収納位置を決めやすくなります。

換気ができるようにする

パントリーを設置する際は、換気設備についても考慮しておきましょう。

食品を保管する空間では湿気対策が不可欠であり、カビや虫の発生を防ぐためにも十分な換気が必要になります。

特に扉付きのパントリーでは、空気が滞留しやすいため、以下の3つの対策がおすすめです。

・24時間換気システムの吸気口を設置
・小窓の取り付け
・除湿剤や調湿材の活用

これらの対策を組み合わせることで、食品の劣化を最小限に抑えられます。また、小窓を設置する場合は、直射日光が入らない北側がベストです。

照明・コンセントをつける

パントリーの使い勝手を左右する重要なポイントが、照明とコンセントの配置です。

暗いパントリーでは物が探しにくく、収納したものを把握できなくなるため、十分な明るさを確保することが大切です。

照明は、以下の3タイプから選ぶことをおすすめします。

・天井直付けの LED照明
・棚下に取り付ける間接照明
・人感センサー付きの照明

コンセントは、炊飯器や電子レンジなどの家電を使用する可能性を考慮し、収納予定の場所に合わせて設置位置を決めましょう。

炊飯器を置く場合は、蒸気への対策として上部の棚板を適度に空けることも忘れないようにしてください。

まとめ

パントリーは家事効率を上げる便利な収納空間ですが、計画性を持って作ることが重要です。

特に収納物のリストアップや換気対策、照明・コンセントの配置は、快適なパントリーライフの実現に欠かせません。

これらのポイントを押さえたうえで、ご家族の生活スタイルに合わせた使いやすい空間を作ってください。

ハビタットでは、年間300棟を建設している実績をもとに経験豊富なコーディネーターが理想的なパントリー作りをサポートいたします。

まずはお気軽にご相談ください。

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