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2025.03.21
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家を建てる前に知っておきたい!家づくりの儀式【地鎮祭・上棟式など】

戸建て住宅を建てる際には「地鎮祭」や「上棟式」、「竣工式」といった伝統的な儀式が行われるケースが多いです。

さまざまな種類があるため「どのような儀式なのか知りたい」「流れや費用感を知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、戸建て住宅を建築する際に行われる儀式について詳しく解説していきます。具体的な流れや費用についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

儀式①地鎮祭

地鎮祭の様子

まずは、マイホームを建てる際の大切な儀式、地鎮祭について詳しく説明していきます。新築工事を始める前に行う地鎮祭は、工事の安全祈願だけでなく、家族の繁栄を願う重要な意味が込められています。

地鎮祭の目的

地鎮祭は、これから家を建てる土地の神様に工事の許可をいただく大切な儀式です。新しい土地に家を建てることは、その土地に住む神様の領域に入ることを意味します。

そのため、土地の神様に工事の安全と家族の繁栄を祈願することで、安心して工事を進められるほか「将来にわたって家族が幸せに暮らせるように」という願いも込められています。

地鎮祭は、地域によって呼び方は異なりますが「土地の神様へのあいさつ」という意味では同じですので、大切にしたい儀式といえるでしょう。

地鎮祭の服装・流れ

地鎮祭の服装は、男性の場合はダークスーツに白いワイシャツ、女性の場合は黒やグレーなど落ち着いた色のスーツやワンピースが望ましいです。カジュアルな服装でも参加可能ですが、伝統を重んじる儀式であるため、フォーマルな格好が適切です。

式の流れは、まず神主さんが祝詞を奏上し「四方祓い」という土地を清める儀式が行われます。その後は、参列者全員で玉串を奉納し、神様に着工を告げる「鎌入れ」を行います。

最後に直会(なおらい)という軽い飲食を伴う懇親の場が設けられるのが一般的ですが、近年の戸建て建設においては、施主の負担やコストを考慮し省略されることも多いです。

所要時間は準備や片付けを含めて1〜2時間程度ですが、その後の近所へのあいさつ回りも考慮すると、半日程度の時間を確保しておくと安心です。

地鎮祭の費用

地鎮祭にかかる費用の内訳は、主に以下の3つに分かれます。

  ・神主への初穂料
  ・お供え物・準備品
  ・近隣へのごあいさつ用の粗品

神主へのお礼となる初穂料は、一般的に30,000円〜50,000円とされています。地域や神社によっては金額が決まっているケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。お渡しの際は、紅白の蝶結びの水引を使用しましょう。

お供え物には、お米やお神酒、塩や野菜などを準備します。一般的には、10,000円〜20,000円ほどとなります。準備品には、祭壇や玉串などが当たりますが、施工会社(住宅会社)が準備するケースも多いです。

近隣へのあいさつ周りに持参する粗品には、一軒あたり1,000円程度を想定しておきましょう。範囲としては両隣2軒、向かい3軒、後ろ3軒の計8軒が目安です。

これらを合計すると、地鎮祭には50,000円〜80,000円程度の予算を見込んでおくと安心です。

儀式②上棟式

上棟式の様子

上棟式は、家づくりの中でも重要な節目です。ここでは、上棟式の目的から具体的な流れ、費用までをプロの視点で解説していきます。

上棟式の目的

上棟式には、建物の骨組みが完成したことを祝うほかに、大切な2つの意味が込められています。

1つ目は、工事の安全と建物の長寿、そして家族の繁栄を祈願することです。神主さんや棟梁による祈願を通じて、工事が無事に完了することと、完成後の住まいの安全を願います。

2つ目は、地域の方々や工事関係者との絆を深めることです。近隣の方々をお招きして餅まきなどを行うことで、新しい地域での生活を円滑にスタートできます。

上棟式の服装・流れ

上棟式の服装は、カジュアルで構いません。ただし、神主を呼んで正式な儀式として行う場合はフォーマルな装いが基本となります。

神主を招いて上棟式を行う場合の流れは、以下のようになります。

  1. 建物の飾り付け
  2. 神事
  3. 餅まき

建物の飾り付けは、棟木への御幣の取り付けや鏡餅・神酒などのお供え物の準備です。準備を終えると、神主による祝詞奏上や玉串奉納、棟梁による木槌打ちが行われます。

一通り神事を終えると、餅まきを行うこともありますが、開催は施主の判断次第です。

また近年では、神主を呼ばず簡略的な形で行う上棟式も増えています。簡略的な上棟式の場合は、建築会社の担当者や現場監督らが中心となって行われます。

飾り付けや祭壇など必要最低限の準備をして、施主が棟梁とともに四方固めを実施。最後に施主があいさつした後は、必要に応じてご祝儀や差し入れを提供しましょう。

上棟式の費用

上棟式にかかる費用は、主に3つの項目で構成されています。

  ・お供物
  ・職人さんへのご祝儀
  ・餅まきなどの経費

お供え物には、お神酒やお米などを準備し、10,000円〜20,000円程度を見込んでおきましょう。職人さんへのご祝儀は、役職や役割に応じて分けることが一般的で、相場は以下のとおりです。

  ・棟梁:20,000円~50,000円
  ・現場監督:10,000円~30,000円
  ・その他職人:5000円~10,000円

餅まきなどの経費としては、30,000円〜50,000円程度ですが、規模によって変動します。上棟式にかかる費用の総額としては、総額150,000円〜300,000円程度を目安にしておきましょう。

簡略的な上棟式の場合は、必要最低限の準備だけとなりますので、100,000円程度の費用感となります。

儀式③竣工式

竣工式の様子

竣工式は、家づくりの最後を飾る大切な儀式です。竣工式の目的や流れ、費用について解説していきます。

竣工式の目的

竣工式は、新しい家の完成を記念する大切な儀式です。家を建てる過程で関わってくれた工事関係者への感謝を伝え、これからの暮らしの安全と幸せを祈願する機会となります。

竣工式は、施主である家族だけでなく、建築会社や職人さんたちにとっても無事に工事を終えられた喜びを分かち合える大切な節目となります。

ただし、施主の手間やコスト面を考慮して、個人の住宅建設では省略されるケースが多いです。

竣工式の服装・流れ

竣工式の服装として、男性は濃紺やグレーのスーツ、女性はワンピースやスーツなどフォーマルな格好が推奨されます。

式は一般的に、神主による祝詞奏上から始まり、建築会社からの引き渡しセレモニーへと進みます。その後、工事関係者への感謝の言葉や記念撮影を行い、宴会形式で和やかに締めくくるのが一般的な流れです。

宴会がある場合は、カジュアルな服装に着替えて参加するのもマナーとして問題ありません。

竣工式の費用

竣工式にかかる費用は、一般的に以下の4つで構成されます。

  ・神主への初穂料
  ・工事関係者へのご祝儀
  ・引き出物
  ・宴会費用

神主への初穂料は、30,000円が相場です。工事関係者へ渡すご祝儀は、1人あたり5,000円を計上しておきましょう。

引き出物には1人あたり1,000円程度、さらに宴会を設ける場合は、40,000円〜50,000円程度が必要です。

これらを合計すると、一般的な竣工式の総額は10万円前後となることが多いです。

まとめ

家づくりの大切な節目となる儀式には、それぞれ意味と目的があります。

地鎮祭では土地の神様への感謝を、上棟式では建物の安全を、そして竣工式では完成への感謝と将来の幸せを祈願します。

日本の伝統的な儀式を通じて、家族や工事関係者と喜びを分かち合いながら、新しい暮らしへの第一歩を踏み出せるのです。
ハビタットでは、経験豊富なコーディネーターらのスタッフが伝統的な儀式の開催を全面的にサポートいたします。儀式を滞りなく行い、家族全員で安心して新居での生活をスタートさせましょう。

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