新築物件の購入や注文住宅を建てる際、「ZEH」という言葉を見かけたり、耳にしたことはあるのではないのでしょうか?大手ハウスメーカーなどがZEHを一斉に採用したことで、近年、注目を浴びています。
「ZEH」とは、ゼロエネルギーハウス(Zero Energy House)の略称で、住居の年間のエネルギー消費量が、再生可能エネルギーによってほぼゼロに抑えられた住宅のことを指します。快適な住環境とエネルギーコストの削減、持続可能な社会の実現に貢献します。
ZEHにおける断熱は、とても重要視されています。
断熱基準は地域で異なりますが、横浜市では、断熱等級6のUA値「0.46」が省エネ基準になっております。
ZEH住宅は、省エネ基準より「一次エネルギー消費量20%削減」する必要があります。設備面でもZEH基準を満たす機器を採用する必要があります。換気・空調・給湯器など消費エネルギーが大きい箇所は検討する必要があります。
ZEHでは、将来自らエネルギーを創ることが必要です。住宅で消費するエネルギーを賄い、最終的にエネルギー消費量をゼロを目指します。
株式会社ハビタットでも太陽光発電の採用が可能です。
省エネと創エネを合わせることで年間エネルギー消費量をゼロに近づけられる設計になります。
ZEHは、住宅の年間エネルギー消費量が「正味ゼロ」であることを目指す住宅を目指します。 具体的には、エネルギーの効率的な利用と再生可能エネルギーの導入により、エネルギー消費の全体量をゼロにすることを目指します。
ZEHの基準を満たすための特定的な性能基準や条件を示します。
一次エネルギー消費量の削減、断熱性能の向上、再生可能エネルギーの導入など、具体的な数値や要件が設定されています。
ZEH水準にすることで、ZEHはエネルギー消費を大幅に削減し、再生可能エネルギーを活用するため、光熱費が低く抑えられます。例えば、太陽光発電を使うことによって、電気代を自給できるため、長期的なコスト削減が期待できます。
ZEH住宅は、天井・壁・床に断熱材を入れるため、外気温の影響を受けにくくなります。これにより、冷房や暖房の効率が良くなり、夏は涼しく、冬も暖かく過ごせます。さらに、開口部分も複層ガラスや断熱ドアを採用するのが基本のため、空気が逃げにくく、室内で快適に過ごせることはもちろんのこと、光熱費も抑えられます。
ZEH住宅では、高断熱性能であるため、外部からの音を遮る効果があります。
高気密にすることで、空気の芽れを減らし、音の侵入も防ぎます。
ZEH住宅は、省エネルギー性能だけでなく、快適な住環境を提供するために、高い遮音性も考慮されています。
ZEH住宅は高断熱仕様のため、外部の温度変化から室内の温度をしっかりと守ります。
断熱材によって外気の冷たさが室内に伝わりにくく、結露の原因となる温度差を小さくします。換気設備も整備されているため、湿気を効率的に排出し、室内の湿度を適正にし、結露が起こりにくい空間に設計されています。
ZEH住宅は、省エネで長期的な光熱費の削減が期待できますが、その反面、初期投資が高かったり、施工業者の選定に時間を要する場合があります。
ここでは、デメリットもいくつかご紹介します。
ZEH住宅では、基準を満たすためにも、高断熱性能を持つ断熱材や、複層ガラスの窓、エネルギー効率の高い冷暖房機器など、高品質な素材や設備が必要です。
また、ZEHとしての認証を受けるためにも必要な手続きや書類作成、試験が発生し、これにかかる費用も初期費用にあたります。
ZEHや省エネ住宅には特定の基準や技術が必要なため、一般的な住宅を扱う業者では対応できない場合があります。専門的な知識が必要になるため、探すのに手間や労力がかかる場合があります。
また、ZEH住宅は初期投資が高いため、複数の業者から見積をとり、性能や価格の比較をするとなると、さらに手間がかかります。
地域の建築士会や環境関連の団体に相談することで、信頼できる業者を紹介してもらえます。
ZEHの住宅は、高性能であるため、その分初期投資の費用負担が大きいです。
しかし、長期的にみると光熱費を抑えられるメリットがあります。
ZEH補助金はどの建築会社でも申請できるわけではありません。
国から認定された「ZEHビルダー・プランナー」として登録された建設会社を選ぶ必要があります。
ZEH補助金を受けるには、高断熱・高気密、省エネ機器の導入、再生可能エネルギー設備の計画、設計が必要です。例えば、照明はLEDを採用したり、窓は複層ガラスを採用するなど設計段階で取り入れることが必要になります。
・申請
通常、年度の初め(例:4月)に公募が開始されます。
この時点で申請に必要な書類や要件が発表されます。
・審査
公募開始から数ヶ月間(例:4月から6月まで)が申請期間となります。この期間内に必要な書類を準備して申請を行います。
・結果通知
審査結果は、通常、申請期間終了後の数か月以内に通知されます。
・事業実施
補助金が交付された後、ZEH住宅の建設改修を行います。
・実績報告
事業完了後、実績報告書を提出する必要があります。
これにより、補助金の交付が行われます。
ZEH基準を満たすためには、設計が重要です。設計段階で住宅の形状や配置を工夫することで、採光や風通しをより快適にし、エネルギー効率を向上させることが大切です。
さらに、エネルギー効率の高い設備を配置し、配管や配線の無駄を省くことで、光熱費を低減することが可能です。
また、太陽光発電システムなどの再生可能エネルギー設備を効果的に設置するためのスペースや角度を考慮した設計が必要です。
本記事では、ZEHについて、メリット・デメリット補助金についてご紹介いたしました。
省エネ創エネを組み合わせて、消費エネルギーを賄え、長期にわたりコスト削減だけなく、高性能のため、永く快適に過ごしていただけます。
ZEH基準の水準の省エネルギー性能を確保した住宅
●2020年度( 実績 ) 0%
●2021年度( 実績 ) 0%
●2022年度( 実績 ) 0%
●2023年度( 実績 ) 26%
株式会社ハビタットのZEH普及の目標と実績
●2020年度( 実績 ) 0%
●2021年度( 実績 ) 0%
●2022年度( 実績 ) 0%
●2023年度( 実績 ) 0%
●2025年度( 目標 ) 50%
ZEHの補助金につきましては、申請サポートをおこなっておりますので、ZEH住宅に興味をお持ちの方は、こちらよりお気軽にお問い合わせください。
ハビタットへの
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